福岡ガムラン倶楽部LOU

猫とガムラン

2015年から2020年までの約5年間、福岡ガムラン倶楽部LOUは鉄製のガムラン・ドゥグン(通称てっちゃん)を賃貸の古民家に置いて練習していた。

場所を借りたのと同じ頃、その家の庭で4匹の子猫が生まれた。彼らと交流するため、メンバーがDIYで窓に猫扉をあつらえ、自由に出入りできるようにした1

数カ月もすると、猫たちはこの扉を頻繁に出入りするようになったため、練習場ではよく猫たちがくつろいでいた2。猫に会うためにこの場所を訪れ、そのままLOUのメンバーになった者もいた。

このコラムでは、猫とガムランが混在していた初期のLOUの練習場の様子を写真で振り返る。


当時の練習場の入口
猫扉から入ってくるところ
練習中にメンバーと遊ぶ
ゴングの布を寝床にする
部屋の隅に置かれた猫用の箱
箱に入って暖を取る猫たち
たまに他の猫が入っていることも
各々の場所でくつろぐ
色々な楽器の間で
ルー・ハリソンのスコアを踏む
(2025/3/4 岡崎)

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  1. 一般に猫を外飼いすることは推奨されていない。猫を世話したメンバーは近所の住人と協議のうえ、彼らを地域猫としてケアしていた。すべての猫たちの去勢・避妊手術も私費で行った。写真に映る猫たちの片耳にV字の切込み(手術済の地域猫であることを示す印)が付いているのはそのためである。 ↩︎

  2. 最初の1~2年の間、猫たちは楽器の近くで寝たり動き回ったりしていたが、成熟するにつれ、3匹のオス猫たちは段々と家から離れて姿を見せなくなった。残る1匹のメス猫は家に居ついてしまったので、メンバーが飼い猫として引き取り、今でも一緒に暮らしている。 ↩︎